記事一覧

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

力の真実/作:たろ & ゆり

【力の真実】作者/たろ、ゆり

アルト(♂)…この物語の主人公、騎士団の隊長で、メンバーや後輩達には慕われ、信者もいる。この国やメンバーを守りたいと言う強い信念がある。実はかなりの気弱だが、強気に見せている。そのため、信者達は気付いていない。薬草や毒物には詳しいが、魔法も弓も使えず、有るのは信念と馬鹿力のみ。ダンの協力の元に大魔法士と慕われている。

ダン(♂)…騎士団の副隊長でアルトの幼馴染。皆のサポート役で周りをよく見ている。アルトが唯一心を許す人物。後方支援も近距離戦も出来る。攻撃魔法が得意。アルトが魔法が使えない事を唯一知る人物。

エレナ(♀)…アルトの盲信的な信者1号。冷静に見えてもアルトに関することだとまともになれない。後方支援専門で弓矢と回復魔法が得意。

ベル(♀)…アルトの信者2号にして、カオスの根元。マイペースで人の話を聞かない。近距離専門で人形使い。魔力で人形を大きくして、その上で剣を奮って戦う。

魔王(♂)…魔族を従え、人間を滅ぼし魔族だけの世界を作ろうと企む異形の長。魔族において唯一言葉を使え、今まで倒した人数は数知れず。魔力を有さない攻撃は一切通用しない。

N…ナレーション。男女不問。






N)皆様はご存知だろうか、この地球とは違う世界の事を…。そこでは人間や動物の他に、異形の者…魔物がいた…。世界を侵略をしようと現れた魔物から、国や大切な人を守るため、たくさんの人々が軍隊や騎士団を作り、声を上げた。
今日お話しするのは、その中のとある騎士団のお話…


アルト)そろそろこの辺りで休もうか…さっきの戦いで皆疲れてるみたいだし…
ダン)そうだな…魔力を貯めないと、この後敵が出てきても対処できねぇからな。
エレナ)さすが!仲間思いのアルト様!他の隊長達とはにじみ出る優しさがまるで違いますわ!!
ベル)もうヘトヘトだよ~…あ!あんな所に泉がありますよ~あそこで休みましょうよ~はいっ、決定!
N)ベルが指差す方を見ると綺麗な泉があり、魚もいるようで、昼食を取るにももってこいのようです。
エレナ)ちょっと、ベル!勝手に決めるのはおやめなさい!決めるのは隊長であるアルト様よ!
アルト)構わないよエレナ、元々休憩する予定だったし、そもそもベルが人の話を聞くわけないし。
ダン)はぁ…とりあえず、泉の魚取って昼飯にするか…おいエレナ、手伝え。お前の弓矢は魚取るのにも最適だからな。
エレナ)はい!ダン副隊長!
アルト)じゃあ…俺は木を集めて火を起こしておこうかな…
ベル)アルト様~!!私は何をしましょうか?ぬいぐるみ使えば何でもできますよ~?あ!何なら、毒木の実とか毒キノコとか取ってきましょうか?
アルト)ああ…って毒!?…あっ、いや……ベルは疲れてるだろ?此処で火を起こしといてくれないかな?
ベル)隊長のご命令とあらば!
アルト)(ふぅ…ベルに材料集めさせたら隊が全滅する!…)

N)アルト御一行は今日の拠点をそこに決め、寝るための準備等を済ませたのだった。

ダン)腹ごしらえは済んだな。まだまだ先は長い。今日中にもう少し進んでおきたいな。良し出発するかアルト
アルト)そうだな。この旅は先を急ぐ。そんなにゆっくりもしてられない。
ベル)もう行くんですか?今日はこの辺でゆっくりしましょうよ?…ご飯食べたからって寝なきゃ身体が持ちません。
エレナ)ベル!アルト様の言う通り私達の旅は先を急ぐのよ?我が儘言わないで!
アルト)ベルの言ってることも一理ある。今日は確かに疲れたな。こんなに敵が多かったんだ。エレナも疲れてるようだし、仕方ない。
エレナ)アルト様まで何を言ってるんですか?心配してくださるのは有り難いのですが…
アルト)…エレナごめん。正直俺が疲れたんだ。今日はこの辺で寝よう?
ダン)ったく仕方ないな。アルトがそう言うなら今日はここで寝るとするか。(ふぅ…副隊長の建前であーは言ったけど本当に助かったぜ)
ベル)やったね。じゃあ決まり!って事でおやすみなさい、、(寝息)
エレナ)相変わらず寝るの早いんだから…、それじゃ私も休ませて頂きます。おやすみなさい、アルト様、ダン副隊長。
ダン)あぁ、おやすみ。アルト、オレらも休もう。
アルト)そうだね。おやすみ。


N)みんなが寝静まった真夜中


ダン)んぁ。しょんべんしょんべん。ってアルトがいない?
アルト)はぁ、今更、魔法も使えない、弓や人形も操れません何て言えるわけないよな…
ダン)よっアルト。こんな時間に1人でなに黄昏てんだよ
アルト)な…なんだよ、ダンかよ。ビビらせんなって。
ダン)そんなにビビるこったぁねぇだろ?ってかなに黄昏てたんだよ?
アルト)俺ってダンの様に魔法も使えなきゃ、エレナの様に弓も出来ない。かと言って、ベルの様に人形が扱える訳でもない。俺に出来ることって言ったら人より腕っぷしが強いだけ。これから大丈夫なのかなぁって…
ダン)確かにな。お前は武器や魔法が一切使えない。団長としてどうかと思うぞ。
アルト)…そこまで言うことないだろ……
ダン)でもな、お前には誰にも負けない強い思いとその馬鹿力があるじゃねぇか!それに惹かれて俺だってここにいる。
アルト)…そっか…これで良いのか…。ってか馬鹿は余計だっての。
ダン)すっきりしたか?言い返す元気がありゃ充分だ。くだらねぇこと考えてねぇでお前もしっかり休めよ?頼りにしてるぜ、団長様。
アルト)お…おう。ありがとう、ダン。おやすみ。

N)朝になり…

ベル)おっはよーございまーす!
エレナ)うるさいわよ!…おはよう、ベル。
アルト)ふあぁ~…おはよう、ベル、エレナ。(眠たげに)
エレナ)おっ…おはようございます!アルト様!今日もお麗しい!しかも眠たげで…いつもの凛々しいアルト様とはまた違って可愛らしいですわぁ////
ベル)あれ?ダン副隊長はまだ起きてないんですかねぇ?
N)ベルが、少し離れた木の下で寝ているダンに近づくが、何やら様子がおかしい。
ダン)くっ…ハァ…ハァ…
ベル)ダン副隊長!?だっ…大丈夫ですかぁ~!?
エレナ)ベル!?…どうしたの!?
アルト)……ベル!?…って…ダン!大丈夫か!?熱があるじゃないか!!なんで言わなかったんだよ!
エレナ)アルト様落ち着いてください。とりあえず焚き火を炊き直すので、その近くにダン副隊長を運びましょう。ダン副隊長を暖めないといけませんから…。ベル、貴女はタライに水を汲んで来て。
アルト)じゃあダンは俺が運ぶよ。こんな時こそ、俺の馬鹿力を活かさなきゃな。
N)アルトが運んでいる間に、エレナは魔法で焚き火を、ベルは水を用意してから、自分達が使っていた毛布を敷いて寝床を作っていた。
アルト)よいしょ…っと……二人ともありがとう。
エレナ)いえ…アルト様、恐らくダン隊長の熱は、昨日の戦闘で受けた傷から入った毒、それと魔力の使い過ぎによるものだと思われます。昨日の戦闘の時に傷を…
アルト)っ!?なんでオレは気付くことが出来なかったんだ
エレナ)落ち着いてください、アルト様、今は早急に薬草が必要です。
アルト)……分かった。俺は森に薬草がないか探してくるから、2人は此処でダンの看病をしていてくれ。
ベル)お任せあれです!
エレナ)承知いたしました!
N)2人にダンを任せたアルトは薬草を探しに森の中を歩いていた。
アルト)俺のせいだ…俺が魔法を使えないのに使えるふりしてるから…だからダンは俺が使えると見せかけるために魔法を他人の倍使って…畜生…なんで俺は魔法が一切使えないんだ…使えたらダンに無理させることも……

N)アルトが薬草を取りに行っていたその頃、団員の元に魔王の魔の手が降り掛かっていた。

魔王) フ…フハハハハハ、魔族四天王を倒したヤツらがどんなものかと思いやってきたが、1人はそこそこの魔法が使えるようだが今はただの死に損ない。それにお人形遊びの小娘が一匹、弓しか攻撃手段を持たぬ小娘がもう一匹。弓を使う小娘は回復魔法があるのか、先に始末してやろう
ベル)もうダメ、強すぎる…エレナ…ダン隊長を連れて逃げて…私は此処で足止めする…アルト隊長を見つけて3人で…
エレナ)ベル!何を言ってるの、そんなこと言わないで!!アルト様が戻るまで此処は耐え抜かなくてはっ…
魔王)お前は邪魔だ、くたばれ…
エレナ)きゃああああ!!
魔王)これで小賢しい回復もいなくなった。後は死に損ないとお人形遊びしか能の無い小娘を捻り潰せば…フハハハハハ!

N)ダンは体に毒が回り、熱が更に上がって息絶え絶え、エレナは魔王の攻撃により、立ち上がるどころか意識を飛ばしている。唯一無事なのは傷だらけでフラフラな状態のベルだけとなってしまった。その頃アルトは…

アルト)薬草も手に入った。それよりさっきの爆音は一体…。
エレナ)きゃあああ!![遠くから聞こえるように少し小さめに]
アルト)…あれはエレナの声!?すぐに戻らなくては!!

~5秒程の間~

魔王)こんな雑魚どもに我が魔族が誇る四天王がやられたとは…準備運動にすらならんかったな。
アルト)ダン、エレナ、ベル…貴様…貴様がやったのか
魔王)ほぉ…もう一匹いたか、まだ暴れたらなかったとこだ、相手になってやる
アルト)よくも…よくも俺の仲間を、うぉおおお
魔王)何かやったか?我の前には魔力を持たぬ拳など無意味。
アルト)うぃおおお、くらえ、くらえ、くらえぇー
魔王)我には通じぬ。そろそろくたばれ、うりゃぁああ
アルト)グハッ…こんな所で負ける訳には…
ダン)あ…アル…ト…、お前は…強い、お前の力を…信じろ…
魔王)まだ息があったか…くたばりぞこないが、死ね
アルト)や…やめろぉー!!
魔王)な…何だこの光は…それに何なんだ、この強大な魔力は…
アルト)力がどんどん溢れてくる…これがオレの本当の力…
魔王)全ての魔力が奴の右手に…、我は最強、我こそ、この国を収める真(まこと)の王だ。死ねぇえええ
アルト)これで終わりだ、うぉおおお
魔王)我が…負け…る…だと……
アルト)やった…のか…、それよりダンは…、おい…ダン、反応しろよ…頼むから死ぬな…
ダン)う…うるせぇな…見てたぜ、アルト…てか早く、薬草をよこせ…
アルト)生きてる…良かった、生きてる…
エレナ)あ…アル…ト様、魔王は?
ベル)んっ…魔王が…いない…ダン副隊長…エレナ…アルト様…無事…みたいですね…
アルト)エレナ…ベル、2人も無事だったんだね!魔王はもう倒した、俺たちの勝利だあ!!

N)魔王の脅威は消え、長を失った魔族達は、もう弱いものしか残っておらず、衰退の一途(いっと)を辿っていった。そう長くないうちに終焉を迎えるだろう……。一方ダン達は、怪我や毒の熱も引き、アルトは力を使った反動と緊張で、村に帰ってすぐに倒れてしまい、一週間もの間眠ってしまったのだった。めでたしめでたs…

[かぶせるように]
エレナ)アルト様、退院と昇進、おめでとうございます!私、見たんですの!意識が薄れゆく中で、アルト様が穢れ無きまばゆい力で魔王を消滅させた所を!!
アルト)えっ…えぇっ!?
ダン)さすがアルトだなwww
ベル)私も見ました~!まさにあれは大天使!!あの魔王も退(しりぞ)けちゃうなんて、やっぱり隊長の班で良かったですよ~
アルト)(どうしよう…俺が大魔法を使えたみたいになって話が進んでる!?…でもまぁ、みんなが無事だったしいっか…めでたしめでたし…って事で終わりますか?)
ダン)誰に聞いてんだよ

N)おい主人公w勝手に俺(私)の役取るなwそして…もう…終われwww
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

wearecreaters

Author:wearecreaters
FC2ブログへようこそ!

最新コメント

月別アーカイブ

カテゴリ

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。